2023年度 実施報告

2023年度のクリエイティブ・アドベンチャーは以下の学校で実施しました。
子どもたちのオリジナリティ溢れる作品の数々に、無限の創造力と探求心が反映されています。


夢のゲーム機をつくろう!

埼玉大学教育学部附属小学校

( テキスト : 梅木 翼 / 一般社団法人 たよなん )

チームの中で プランナー / デザイナー / エンジニア をそれぞれ担当して製品の開発を進めます。プランナーがリードして、みんなで製品の仕様を議論しています。

チームのアイデアをまとめます。時にはビジュアルに落とし込んでみんなの認識を深めながら、製品の仕様を決めていきます。

自分たちでつくった試作品の出来栄えを評価し、更に改善できるところは無いかチームで議論していきます。

子どもたち自らの発案で、ロゴを作成したチームもありました。

発表会でのゲーム機の説明用にポスターを作成したチームも。

試作と評価を繰り返し、今まで世の中にない新しいアイデアを詰め込んだゲーム機が完成。これは、球体のコントローラと空中タッチディスプレイが特徴のゲーム機です。

このゲーム機はタッチペンを穴に入れると、スティックとして操作できます。

親にゲーム機とわからないように、製品の外観はお菓子のパッケージを偽装しています。子どもたちならではの斬新なアイデアですね。

授業支援ツール ClassCloud を活用し各チームの進捗をオンラインで共有したので、チームの中でどんな議論があって、実際に今どこまで進んでいて、これから何をしたいのかを、教師やアドバイザーもリアルタイムに把握することができました。毎回の授業の振り返りも記録されており、子どもたちが感じた生の声を聞くことができます。今回のプログラムは国語の授業の中で実施しており、このように自分の考えや振り返りの内容を言語化することを大事にしています。


夢のゲーム機をつくろう!

青森県南部町立南部小学校

( テキスト : 楠井 亮 / 一般社団法人 たよなん )

初回の授業では、たよなんのメンバーが小学校を訪問。いろんなゲーム機を見て、夢のゲーム機のイメージを膨らませてもらいます。そして早速グループワーク。どんな新しい機能や特徴を盛り込んでいくか、意見交換していきます。

グループごとに、想いを形にしていきます。いろんな材料を100円均一ショップで仕入れ、工作。トライ&エラーを繰り返し、完成度を上げていきます。

形にした夢のゲーム機の特徴や遊び方を、クラスのみんなの前でグループごとに発表します。世の中にない新しいゲーム機の発表は、ちょっと恥ずかしそうですが、しっかり想いを伝えることができました。


オリジナルの楽器をつくろう!

沖縄県うるま市立南原小学校

( テキスト : 平井 基介 / 一般社団法人 たよなん )

子どもたちは学校の校庭に出て思い思いに音探しをしました。グループになりタブレットを使って気になった音を録音しながら音を探しています。この学校では鳥の音がとてもよく聞こえる環境であり、鳥の声に耳を澄ましている子どもたちや風や水の音を録音するグループも多かったです。 

子どもたち音楽室で実際に楽器を手に取り音を鳴らす経験をしました。楽器の音は何が振動しているかについて感じてもらいながら子どもたちは様々な楽器に触れていました。

子どもたちは試行錯誤しながら様々な楽器を作りました。色やデザインにも工夫の跡が見えます。

子どもたちによる最終発表会は2クラス計14グループが、何の音を再現したかったか、工夫したこと、苦労したこと、難しかったこと、出したい音が出せたか、感想などについて、音も出してくれながら代わる代わる発表しました。多くのグループが1回目、2回目、3回目と何度も試行錯誤してやり直していることを発表していました。